いざバイオリンを習うと決めたものの、教室や先生の選び方が分からない。そんな経験はありませんか?
私は3歳から15歳まで3名の個人の先生のバイオリンを習ってきました。個人の教室や大手教室などバイオリンの教室は様々。何を基準に選ぶといいのか迷ってしまいますよね。
今回はそんなバイオリンの先生の選び方のポイントを私自身の経験を元に解説します!
バイオリン教室の種類はいくつある?自分に合った教室を選ぼう!
ひと言でバイオリン教室といってもその種類は様々。大きく分けるとバイオリン教室は大手音楽教室、個人の音楽教室、地域楽器店運営の音楽教室の3つに分けることができます。
それぞれ良いところと悪いところを見ていきましょう!
大手音楽教室
良いところ
- 教室の立地がいい
- 平日は職場の近くで、休日は自宅の近くでレッスンを受けるなどできる場合あり
- 1曲集中コースなどある場合があり、目的にあわせて受けることができる
- 補講などのシステムがしっかりしている
- 個人の場合は先生との付き合い(付き合いで先生のコンサートチケットを買うなど)が増えるが、大手音楽教室はそういった付き合いが少ない
- 楽器プレゼントなどがある場合があり、通い始めにかかるお金をおさえることができる
- たくさんの先生の中から選ぶことができるため、自分に本当に合う先生を見極めることができる
悪いところ
- 勧誘がある場合がある
- 個人に比べシステマチックなため、レッスンの融通が効きづらい場合がある
- カリキュラムが決まってしまっている場合がある
個人音楽教室
良いところ
- システムがないので、レッスンの融通が効きやすい
悪いところ
- 先生が合わなかった場合、大手のようにすぐに変えてもらうことが難しい
- 全て先生のパーソナリティに左右されてしまう
- 月謝制のみの教室が多いため、社会人には通いづらい
- 楽器プレゼントなどの制度はない
- 先生との個人的な付き合いが増える
- 先生の自宅でレッスンをする教室が多く、立地は悪い
地域楽器店運営の音楽教室
良いところ
- 楽器の相談やメンテナンスがしやすい
- 大手と同じように先生が雇われていることがほとんどのため、自分に合う先生を見つけることができる
悪いところ
- 楽器やメンテナンス代を見越して教室運営がなされている
- 他の工房や他の楽器店に行くことが難しくなる
それぞれの特徴が理解できましたでしょうか?
私は3歳から15歳まで長年個人の音楽教室でレッスンを受けていました。個人の音楽教室だとどうしても何年もの間同じ先生に習い続けることになります。
私は先生との相性があまりよくなく、先生を変えたいと思っていましたが、地方でバイオリンの先生が少なかったため、変えることができずにずっとその先生についていました。
大手音楽教室で習っていれば、様々な先生との出会いがあり、先生との関係に悩むこともなかったのだろうな、と思います。
大事なのはそれぞれの特徴をふまえ、目的にあわせて教室を選ぶことです!改めて自分がなぜバイオリンを習いたいのか、振り返ってみてくださいね。
バイオリンの先生の選び方のポイント3つ!
さて、教室それぞれの特徴をふまえたら、次は先生を選ばないといけません。大人になってからバイオリンを始める方の、先生の選び方のポイントを3つお伝えします!
ずばり、どのくらい熱意があるか、コミュニケーションをとりやすいか、通いやすく続けたいと思えそうか、の3点です。
まず、熱意。先生に指導への強い熱意があるとそれは生徒にも伝わってきます。こちらのモチベーションにもつながりますね。先生の熱意は必須です。
そして、コミュニケーションのとりやすさ。先生と生徒の関係は一方的な指導ではなく、双方向のコミュニケーションです。疑問に思うことやわからないところはどんどん聞いていきましょう。わからないことをすぐに聞くことができるか、聞きやすそうか、をポイントにしてみるといいと思います。
最後に、通いやすく続けたいと思えそうか、です。バイオリンのレッスンは週に1回や2週に1回、長く通うことになります。先生と生徒の関係は人間関係。来週もまた会いたいと思うか、素直に自分の心に聞いてみましょう!
自分にぴったりの先生を探そう!
バイオリンの先生と生徒の関係は人間関係です。本当に自分に合う友達にはなかなか出会うことができないように、自分にぴったり合う先生にもすぐに出会えるとは限りません。
すぐに出会うことができなくても、諦めずに様々な教室で体験レッスンを受けることが大事です。私も最後に出会うことができた先生はとても尊敬できる方で、未だに交流があります。2人目までで諦めていたら出会うことができなかっただろうな、と思います。
まだ体験レッスンを受けていない方も、これから体験レッスンを受けられる方も、上記にあげたポイントを大切にしながら自分にぴったりの先生を見つけてくださいね。月謝が安く通いやすいバイオリン教室はぜひこちらの記事でチェックしてみてください!