ギターは、目標にもよりますが決して難しい楽器ではありません。
基礎から順を追って練習していけば誰でもある程度のレベルまで達することのできる楽器です。
私は今まで200人以上の生徒さんにギターをレッスンしてきました。その経験から言える挫折しない練習方法をお教えしたいと思います。
ギターが難しすぎると感じている皆さんにぜひ読んでいただきたいと思います。
元シアーミュージック講師。
現在はギタースクールを立ち上げ初心者からプロ志向の生徒さんまでギターを指導中。
- 経歴
- 立教大学経済学部 卒業
- シアーミュージック 元講師
- 個人でギター教室を開講中
- CDアルバム2枚をリリースしプロとしても活動中
基礎から順を追って練習していこう
何事も基礎が大事です。ギターも例外ではありません。基礎を間違って覚えてしまうとその後の伸び悩みにも繋がりません。
まず正しく基礎を学びましょう。
楽器の構え方やピックの持ち方
初心者が意外に見落としがちなのが楽器の構え方やピックの持ち方です。
楽器は体と平行に構えてしまいがちですが、ギターのネック側が少し前に出た姿勢で構えるのが正解です。
例えばFコードは初心者が最初に出会う壁ですが、構え方を正しくすることで人差し指に力をかけやすくなります。
またピックの持ち方も重要です。
多いのがピックを指先で点のようにつまんでしまうという間違いです。
こうするとピックが演奏中にずれやすくなります。
右手人差し指の側面で支えるのが正解です。
ストロークをしているとピックがずれてしまうという悩みは生徒さんからよく聞きますが、その原因はピックの持ち方によるものがほとんどです。
まずはコード弾きから
ギターの基本ともいえるのがコード弾きです。
最初はC、G、F、Am、Em、Dmなどの基本のコードを覚えて、そのコードの範囲内で弾ける曲を選んで弾いてみましょう。
キーが難しければエレキであってもカポタストを積極的に利用して、簡単なキーにして弾いてみましょう。
エレキのパワーコードはFコードの変形ですし、アコギのソロギターもコード弾きが基本になっていますので、まずはコード弾きに挑戦してみましょう。
最初からギターソロやソロギターに挑戦してしまって挫折しそうになりレッスンにいらっしゃる生徒さんも多いです。
まずはギターという楽器になれるためにもコード弾きから始めてみましょう。
ドレミファソラシを弾いてみよう
ドレミファソラシ(メジャースケール)は音楽の基本です。
ギターソロを弾くにもアコギのソロギターを弾くのにも役立ちます。
最初は5弦3フレットから、開放弦を使って弾いてみて次は開放弦を使わずに弾いてみます。
開放弦を使わずに弾ければポジションを移動するだけで12のキー全てのメジャースケールが弾けるようになります。
まず、ドレミファソラシが弾けるようになってから、スライド、ハンマリング、プリングオフ、チョーキングなどギターならではの奏法を練習してみましょう。
またエレキギターなら不要な弦の音を消音するミュートの習得が必須です。
音がきれいに鳴らないという悩みの原因は、だいたいミュートができていないことが多いです。
難易度の低い目標を立ててみよう
いきなりイングウェイ・マルムスティーンや押尾コータローさんの曲に挑戦しようとして挫折しそうになる人がいます。
目標を高いところに置くのはとても大事ですが、まずはハードルの低い目標を立てて少しづつクリアしていきましょう。
簡単な曲を選んで課題曲にする
特に初心者は簡単な曲から始めましょう。初心者の最初の難題はFコードですが、このFコードが出てこない曲もたくさんあります。
まずは、そのような曲から始めてみると良いでしょう。
少しづつ難易度を上げてみる
Fコードの出てこない曲が出てきたら次はFコードのある簡単な曲を課題曲にするという風に少しづつ難易度を上げていきましょう。
ここでいきなりテンポの速い曲やFコードなどのバレーコードがたくさんある曲を選んでしまうと挫折の原因になります。
なお、初心者におすすめの曲は記事「ギターはどれくらいの期間で弾けるようになるの?」でも紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
憧れのギタリストのルーツを辿って弾いてみる
例えばドレミファソラシが弾けたからと言って、いきなりイングウェイ・マルムスティーンの速弾きをコピーしようと思っても難しいと思います。
そういう場合はイングウェイ・マルムスティーン自身も影響を受けたとされるジミ・ヘンドリックスやリッチー・ブラックモアなどのもう少し難易度の低い曲から始めてみると良いでしょう。
このように難しい曲に挑戦する場合には、まずそのアーティストやギタリストのルーツを探って弾いてみるというのも良い練習方法です。
基礎から順を追って練習できる教材を活用しよう
今まで基礎を大事に、また少しずつ難易度を上げていくということを解説してきましたが、現在では基礎から順を追って学習できる良い教材が販売されています。
アコギ、エレキの両方でその教材をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
2冊とも私も所有しておりレッスンの参考にしています。
アコギ編
「アコースティックギターの教科書【DVD&CD付】」は楽器の構え方やピックの持ち方から始まり、ソロギターの基礎まで順を追って学習できる良い教材です。
CD、DVDも付属しており、またスマホ用の動画も用意されています。
エレキ編
「エレキギターの教科書【DVD&CD付】」も楽器の構え方、ドレミファソラシの弾き方から始まり、ギターソロやバッキングを弾くために必要なテクニックを習得できます。
上記の「アコースティックギターの教科書【DVD&CD付】」同様にCD、DVDも付属しており、またスマホ用の動画も用意されています。
レッスンを受けてみよう
先ほど挙げたような教材を使っても上手くいかないという場合レッスンを受ける事をお勧めします。
レッスンは一人一人に合わせたレッスンのできる個人レッスンをお勧めします。
個人レッスンを受ける事は次のような色々なメリットがあります。
基礎から順を追って教えてくれる
レッスンでは今まで上げてきたような楽器の構え方、ピックの持ち方など基礎から教えてくれます。
また間違えて覚えてしまったことがあれば、それを客観的に見て直してくれます。
これは教材にはない大きなメリットです。
難易度の低い課題曲を教えてくれる
難易度の低い曲と言っても初心者にはどの曲の難易度が低いか、なかなかわかりません。
個人レッスンであればあなたの好きなアーティストやギタリストの曲から難易度の低い曲を見つけてレッスンしてくれるはずです。
最終目標までのロードマップを示してくれる
目標が高いところにある場合、そこに到達するまでのロードマップを示してくれるでしょう。
例えば押尾コータローさんのように弾きたいという目標があったとしたら、そこに到達するまでに必要な練習方法や課題曲を提示してくれるはずです。
シアーミュージックがオススメ
私が講師を勤めていたシアーミュージックでは、生徒のレベルに合わせ、オーダーメイドのレッスンを行っています。たとえば、シアーミュージックだとこのようなメリットがあります。
- 曜日や時間帯、レッスンの回数に縛られずに学びたい
- 自分のレベルに合ったレッスンを受けたい
- 一度無料でレッスンを体験してみたい
- 無料で練習室を使いたい
- 音楽仲間がほしい
- 様々な楽器や歌のジャンルに挑戦したい
- オーディションや大会に出たい
- できればプロになりたい
生徒さんからもこのような声を頂いております。
現役で演奏活動をされている方が講師をされていたので、演奏法だけでなくステージでの振る舞いなども教えてもらえました。
練習ブースが狭いのが気になってしまいましたが、指導は丁寧でよかったです。
(校舎でのアンケートより)
独学に限界を感じて入会しました。先生が細かくフォームをチェックしてくださり、ほめてもらえるのでやる気が出ました。
男性の講師でしたが、ゆっくり丁寧に教えてくださるので非常に助かっています。レッスンはボイスレコーダーで録音させてもらえます。
(クラウドワークスでのアンケートより)
初回は無料レッスンもやっていますので、良かったら申し込んでみてください。
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
ぜひ、この記事で紹介した練習方法や教材を参考に練習してみてください。
またギターが上達しない原因や対処方法については記事「ギターが上達しない!その原因と対処法5選」に紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
皆さんが楽しいギターライフを送れることをお祈りしています。