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日本人で上手いギタリストって誰?代表的なギタリストジャンル別17人

バンド演奏はもちろん、弾き語りや、ソロ演奏など多彩な演奏が楽しめるギター。
日本にも様々なスタイルや奏法で優れた音楽活動をしているギタリストがたくさんいます。

この記事では世界にも通用する日本の代表的なギタリストをその作品や楽譜とともにご紹介していきたいと思います。

〈この記事を書いている人〉 ライター nor

元シアーミュージック講師。
現在はギタースクールを立ち上げ初心者からプロ志向の生徒さんまでギターを指導中。

  • 経歴
    • 立教大学経済学部 卒業
    • シアーミュージック 元講師
    • 個人でギター教室を開講中
    • CDアルバム2枚をリリースしプロとしても活動中
ギターを習いたい女性

日本人で上手いギタリストっているのかなあ?

nor先生

たくさんいますよ。世界的に活躍して評価の高いギタリストもたくさんいます。

ギターを習いたい女性

例えば誰?

nor先生

私が上手いと思うのは例えば渡辺香津美さんとか。

ギターを習いたい女性

えっ?渡辺香津美さん?知らないなあ。

nor先生

日本のみならず世界的にも評価の高いジャズギタリストですよ。

ギターを習いたい女性

ジャズかあ。ジャズあまり聞かないからなあ。

nor先生

そうですね。上手いギタリストと言ってもジャンルや奏法によっては知名度も様々ですね。

ギターを習いたい女性

BOØWYの布袋さんやB’zの稲葉さんだったら知ってるけど?

nor先生

お二人とも素晴らしいギタリストですよね。ロックやJ-POPといったジャンルのギタリストは知名度が高いですよね。

ギターを習いたい女性

他のジャンルでも上手い日本人ギタリストはいるの?

nor先生

もちろんです!では、ジャンル別に私が上手いと思う日本人ギタリストを紹介していきましょう。

目次

ロック

布袋寅泰さん

  • 氏名:布袋寅泰(ほていともやす)
  • 生年月日:1962年2月1日
  • 出身地:群馬県高崎市

言わずと知れた元BOØWYのギタリスト、布袋寅泰さん。
吉川晃司さんとのユニット「COMPLEX」も有名ですが、それ以降はソロ名義で活動しています。

ギタリストとしてのみならず、多くのアーティストへの楽曲提供やアレンジ、プロデュースと幅広い音楽活動を行っています。
またレコーディングでは、ベース、ドラムス、キーボードまで演奏されるそうです。
現在は住まいをロンドンへ移し、イギリス現地のレーベル『スパインファーム・レコード』と契約しています。

布袋さんのギターの魅力は一度聴いたら忘れられないバッキングフレーズや強力な右手から繰り出されるカッティングです。
自らを「ビートギタリスト」の称するほどリズムへのこだわりは強いものがあります。

BOØWY時代の「BAD FEELING」でのカッティングは、その代表作と言っても良いでしょう。

https://youtu.be/cAK32zw5s9E

私の生徒さんでも、この曲のカッティングを弾けるようになりたいという人がたくさんいらっしゃいます。

「BAD FEELING」を含む、BOØWYのバンドスコアは下記から。

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松本孝弘さん

  • 氏名:松本 孝弘(まつもとたかひろ)
  • 生年月日:1961年3月27日
  • 出身地:大阪府豊中市

B’zのギタリストとして、またリーダーとして活動を続ける松本孝弘さん。
ギタリストのみならず一般の人からの知名度も高いのではないでしょうか。
B’z結成前はスタジオミュージシャンとして活動しており、多くのアーティスト

の作品に参加するとともに作・編曲家としても精力的に活動しています。

そのプレイの特徴は何といっても音色ではないでしょうか。
本人も「自分のプレイの最大の強みはトーン(音色)だ」と公言しているそうです。チョーキングビブラートよるむせび泣くような音色は松本さんならではといえるでしょう。
あのマーティ・フリードマンも音を聞いただけで誰かわかる日本のギタリストは布袋寅泰さん、Charさん松本さんの名前を挙げています。

世界的にも評価が高く、ギブソンから世界で5人目、日本人では初となるギブソン・レスポールのシグネチュア・アーティストに選ばれています。


また世界的に有名なギタリスト、ラリーカールトンとのアルバム「TAKE YOUR PICK」は「第53回グラミー賞」最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバムを受賞しています。

松本孝弘さんのソロ作品より、ベスト曲をセレクトしたバンド・スコアは下記から。

高崎晃さん

  • 氏名:高崎 晃(たかさきあきら)
  • 生年月日:1961年2月22日
  • 出身地:大阪市東住吉区

1977年にロックバンド「レイジー」のギタリストとしてデビューした高崎晃さん。
当時の「レイジー」のアイドル路線には不満を持っていたそうですが、プロの作・編曲家が作った楽曲を演奏するのは勉強になったと語っています。

1981年に「レイジー」が解散するとヘヴィメタルバンド「LOUDNESS」を結成し現在まで長く活動を続けています。

2000年からは個人プロジェクト「JI-ZO」(じぞー)を立ち上げて、レコーディングではギターの他にベースやドラムといった全ての楽器を演奏しているそうです。

そのギタープレイは速弾きとともにタッピングを多用したスタイルで、激しい中にもメロディアスな要素を兼ね備えた独特なものです。

また、その高い演奏技術でポール・ギルバートなど、多くの技巧派ギタリストに影響を与えたといわれています。

下記の動画では高崎晃さんの圧倒的なギターソロを聴くことができます。

ESPから発売されている高崎晃モデルはこちら。

高崎晃さんご本人が監修した、ギターカラオケCD付きのギタースコアは下記より。

山本恭司さん

  • 氏名:山本 恭司(やまもときょうじ)
  • 生年月日:1956年3月23日
  • 出身地:島根県松江市

1976年にロックバンド「BOW WOW」でデビューした山本恭司さんは現在も精力的にライブ活動をされています。

「BOW WOW」は海外での活動も視野に入れたバンドで、1982年にイギリスで行われた「レディング・フェスティバル」にも出演し高い評価を受けています。
その後「BOW WOW」はイギリスに拠点を移し、日本人グループとしては初めてイギリスのミュージシャンズ・ユニオンに加盟しています。

2001年のウリ・ジョン・ロート日本公演では本人から請われてゲストとして参加した事もある通り海外からも高い評価を受けています。


バンド解散後は新しいバンドWILD FLAGや新生BOW WOWとして活動し、現在はオリジナルメンバーで再結成したBOW WOWで活動しています。同時に自身のソロ活動や他アーティストのプロデュースなどを中心に活動されています。

そのプレイスタイルは、独特のチョーキングビブラート、高い技術による速弾き、アーミングを組み合わせた王道のハードロックギターといえるものです。

私は、ベーシストの伊藤広規さんがプロデュースしたライブ「Guitar☆Man」で初めて生の演奏を聴きました。
多くの有名なギタリストとの共演ライブでしたが山本恭司さんは右手を骨折し左手だけのプレイでも、音色、フレーズともに群を抜いていました。
その時の映像がこちらです。

いまも全国各地を飛び回るライブ演奏ではギターのみならず素晴らしいボーカルも披露する多彩な方です。

素晴らしいライブ演奏が聴けるCD「山本恭司ソロ・コンサート“TIME” ~悠久の時を越えて~」はこちら。

Charさん

  • 氏名:Char
  • 本名:竹中 尚人(たけなか ひさと)
  • 生年月日:1955年6月16日
  • 出身地:東京都品川区戸越

押しも押されぬ日本の代表的なロック・ブルースギタリストといえば、やはりCharさん。

高校生の時にスタジオミュージシャンとしての活動を開始したCharさんは、数々のバンドでの演奏を経験した後、1976年6月「NAVY BLUE」でソロ・デビューします。

当時は自身のロック志向と異なり「歌謡ROCK」ともいえる路線での活動内容でした。
アイドル系のギタリスト&ボーカリストとして人気を得て1978年には「逆光線」、「闘牛士」とヒットを飛ばします。
またこの頃は俳優としての仕事もこなしていました。

しかしアイドルとしての歌謡曲路線に見切りをつけてジョニー吉長、ルイズルイス加部と共にロックバンド「JOHNNY, LOUIS & CHAR」を結成します。

「JOHNNY, LOUIS & CHAR」は、その後レコード会社の移籍に伴いPINKCLOUDと名前を変え1994年まで活動します。

PINKCLOUD解散後はPSYCHEDELIXを結成し3枚のフルアルバムを発表。
現在はソロとして活動するとともにライブ限定のユニット「3人の侍」で奥田民生さん、山崎まさよしさんとも共演しています。
また作品「Stereocaster」では布袋寅泰さんとも共演しています。

Charさんのギタープレイばエリッククラプトンやジミヘンドリックスに影響を受けたブルージーなスタイル。派手なテクニックを見せびらかすタイプではありませんが、一つ一つのフレーズが歌っている素晴らしいギタリストです。

さらに代表曲「Smoky」ではDm9コードの小気味いいカッティングも聞かせてくれます。

Charさんの愛器と言えばフェンダームスタング。

ムスタングを使用するようになったのは当時使っていたフェンダーストラトキャスターを盗まれていまい、同じものを買おうとしたが高価で買えなかったからという逸話も残っています。
2011年には米国フェンダー社とエンドースメント契約をして「Char Signature Stratocaster® “Charizma”」が製作されています。

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代表曲「Smoky」も収録されているギタースコアはこちら。

ポップス

今剛さん

  • 氏名:今 剛(こん つよし )
  • 生年月日:1958年2月23日
  • 出身地:北海道釧路市

日本を代表するスタジオミュージシャンの一人です。

後でご紹介する松原正樹さんなど実力派ミュージシャンと結成したバンド「パラシュート」での活動で脚光を浴びました。

そのセンスと卓越したテクニックであらゆるジャンルのアーティストから信頼されるギタリストです。

井上陽水さん、矢沢永吉さん、西城秀樹さん、宇多田ヒカルさん、角松敏生さん、福山雅治さんなど、数多くのアーティストの録音、ライブに参加してらっしゃいます。

中でも寺尾聰さんの「ルビーの指環」や宇多田ヒカルさんの「Automatic」といった国民的なヒット曲で演奏されています。

現在は井上陽水さんや宇多田ヒカルさん、福山雅治さんのステージでは欠かせない存在としてレコーディング、ライブツアーに参加しています。


またソロ活動として2枚のアルバムを発表しており、アルバム「2nd ALBUM」の収録楽曲「From Into the Grey Sky」で第16回日本プロ音楽録音賞ベストパフォーマー賞を受賞しています。

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松原正樹さん

  • 氏名:松原 正樹(まつばら まさき)
  • 生年月日:1954年6月27日
  • 出身地:福井県越前市

先ほどご紹介した今剛さんとともに日本を代表するスタジオミュージシャンです。

その活動の幅は広く、松任谷由実さん、松山千春さん、さだまさしさん、徳永英明さんなどのシンガーソングライターから、松田聖子さん、中森明菜さん、小泉今日子さんなどのアイドルまで、幅広いジャンルのアーティストに参加されていました。

そのレコーディングに参加した楽曲は1万曲を超えると言われています。


キャンディーズの「微笑がえし」、松田聖子の「Rock’n Rouge」、松任谷由実の「恋人がサンタクロース」、松山千春の「長い夜」などの国民的ヒット曲にも参加しています。

下記の動画では松原正樹さんが参加された数々のヒット曲をメドレー形式で演奏しています。

ぜひご覧になってみてください。あなたも聴いたことのある曲がきっとあるはずです。

残念ながら2016年2月8日に逝去されています。

松原正樹さんの活動35周年記念のライブDVDは下記から。

山下達郎さん

  • 氏名:山下 達郎(やました たつろう)
  • 生年月日:1953年2月4日
  • 出身地:東京都豊島区

山下達郎さんと言えば1970年代から活躍するシンガーソングライターとしてのイメージが強いですが、ギタリストとしてもとても素晴らしい方です。

特に愛器フェンダーテレキャスターから繰りだされる強力なカッティングは日本を代表するギタリストと言っても過言ではないのではないでしょうか。

数多い作品の中でも印象的なカッティングが聴けるのが「SPARKLE」です。

youtubeでも色々な方が、その奏法を解説しています。

ギタリストなら一度は弾いてみたい名曲ではないでしょうか。

私も一生懸命コピーしたものです。

そんな「SPARKLE」が聴ける山下達郎さんのアルバム「FOR YOU」はこちら。

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「SPARKLE」を含むオフィシャルバンドスコアはこちら。

アコースティックソロギター

押尾コータローさん

  • 氏名:押尾 コータロー(おしお コータロー)
  • 本名:押尾 光太郎
  • 生年月日:1968年2月1日
  • 出身地:大阪府吹田市

押尾コータローさんと言えば日本のアコースティックソロギターの第一人者です。

現在のアコースティックソロギターブームを巻き起こした立役者の一人ともいえます。

中学2年生の時からギターを始め、高校卒業後に音楽専門学校に通うため東京へ移住されています。
インディーズから2枚アルバムをリリースしたのち2002年に 東芝EMIからアルバム「Starting Point」でメジャーデビューされています。

同じ年にアメリカのモントルージャズフェスティバルに初出演し、アメリカ・ナラダレーベルから全米デビューを果たしています。

その演奏スタイルはオープン・チューニングやスラッピング、タッピングを駆使したもので、アメリカのマイケル・ヘッジスやタック・アンドレスなどに影響を受けたと言われています。

下記の動画ではオープンチューニングでタッピングを駆使して演奏される名曲「戦場のメリークリスマス」を聴くことができます。

また、そんな押尾コータローさんの魅力が満載のデビュー10周年記念ライブDVDはこちら。

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南澤大介さん

  • 氏名:南澤大介(みなみさわだいすけ)
  • 生年月日:1966年12月3日
  • 出身地:大阪府吹田市

押尾コータローさんとともに日本のアコースティックソロギター界を盛り上げているギタリストが南澤大介さんです。

南澤大介さんは高校時代にギターの弾き語りをはじめて、のちソロ・ギター・スタイルの音楽に傾倒されていったそうです。

そんな中で特にマイケル・ヘッジス、ウィリアム・アッカーマンなどのウィンダム・ヒル・レーベルのギタリストに多大な影響を受けたそうです。

プロとしてのデビューは、1992年、TVドラマ「愛という名のもとに」のサウンドトラックへの参加に始まります。

その後、作・編曲家として、プラネタリウムや演劇、TVなどのサウンドトラック制作を中心に活動。
最近では、NHK教育TV「しらべてゴー!」(作曲)、フジTV「ブザービート」(ギター演奏)などをなさっています。

下記の動画では押尾コータローさんと「残酷な天使のテーゼ」を演奏されています。

2000年に発売されたCD付きの著書「ソロギターのしらべ」が40万部を超える大ヒットとなり、押尾コータローさんとともにアコースティックソロギターブームの火付け役となりました。

この「ソロギターのしらべ」は難易度が分かれていて、難易度が低いものであれば初心者でも手の出しやすい教本となっています。

私も所有していますし、「ソロギターのしらべ」の中の曲をやりたいという生徒さんもたくさんいらしゃいます。

ぜひ、皆さんもソロギターに挑戦してみてはいかがでしょうか。

¥2,200 (2021/06/15 00:49時点 | Amazon調べ)

ジャズ

渡辺香津美さん

  • 氏名:渡辺 香津美(わたなべ かずみ )
  • 生年月日:1953年10月14日 
  • 出身地:東京都渋谷区

日本を代表するジャズギタリスト渡辺香津美さん。

1971年、わずか17歳でアルバム「インフィニット」でデビューしています。

当時はその卓越したギター・テクニックで「天才ギタリストの出現」と評判になりました。

渡辺貞夫さんをはじめ多くのトップミュージシャンと共演しています。

1979年には坂本龍一、矢野顕子、村上秀一らと「キリンバンド」を結成し、同年にはYMOのワールドツアーに参加しています。

世界的なミュージシャンとの共演経験があり、あのマイルスデイヴィスのバンドにも誘われたことがあるそうです。

そのプレイスタイルはジャズにとどまらず、ディストーションを効かせたロックな演奏からアコースティックのソロギターまでまさに縦横無尽といったところです。

あのパットメセニーをして「彼がニューヨークに来たらニューヨーク中のギタリストの仕事がなくなる」と言わしめるほど。

またLUNA SEAのギタリストSUGIZOさんは「間違いなく日本で一番のギタリスト」と評しています。

下記の動画ではチック・コリアの名曲「スペイン」を演奏しています。

まさにテーマ、ソロ、バッキングまでまさに超絶技巧といった感じです。

そんな渡辺香津美さんですが、ジャズスタンダードの教則DVDを出されています。

私も所有していて勉強しました。
単純に演奏作品としてみても素晴らしいので、ぜひ見てみてください。

布川俊樹さん

  • 氏名:布川俊樹(ぬのかわとしき )
  • 生年月日:1958年7月29日 
  • 出身地:東京都中野区

布川俊樹さんも日本を代表するジャズギタリストの一人です。

1981年にミッキー.カーチスのサポートでプロ活動を開始されました。

85年にはサックス奏者マルタさんのバンド「Hit&Run」に参加し、幅広い音楽活動を続けます。

1991年に自らのバンドVALISを率いて2003年の解散までに5枚のアルバムをリリースしています。

さらにジャズのCDとしては異例の大ヒットとなった「ウルトラマンジャズ」はシリーズ化して全5作が発表されています。

99年にはピーター.アースキン、マーク.ジョンソンらとのLA録音「ディパーチャー」をリリースし、現在まで幅広く活動しています。

またジャズの教則本や教則映像も多数出されていて「ジャズ.ギターの金字塔」はベストセターとして知られています。

この「ジャズ.ギターの金字塔」は私も所有し勉強しました。CDが付いていて普通の音楽作品として聞いても素晴らしい内容になっています。

youtubeにもたくさんの演奏がアップされていますが、私がおすすめなのはこちらのスタンダード「酒とバラの日々」です。

フュージョン

野呂一生さん

  • 氏名:野呂一生(のろいっせい )
  • 生年月日:1957年1月1日 
  • 出身地:東京都目黒区

1980年代のフュージョンブームの火付け役となったバンド「カシオペア」のギタリストでありリーダー。

1977年にカシオペアを結成し、1979年にデビューしています。

結成以来、リーダーとしてバンドを牽引するとともに大半の曲も作曲しています。

2012年にCASIOPEA 3rdとして活動再開させたカシオペアの他にソロ・プロジェクトのISSEI NORO INSPIRITS、同年齢のギタリスト天野清継さんとのアコースティック・ギターのデュオ「お気楽ギグ」でも活動中。

次にご紹介する安藤正弘さん、是方博邦さんとのギタートリオでも

https://youtu.be/hCsAQetyMbs

そのギタースタイルは、まさにロックとジャズを融合させたフュージョンといえるものです。

ロックを感じさせるオーバードライブサウンドからクリーントーンのジャジィなサウンドまで実に様々です。

ジャズに関してはジャズソロギターの巨匠ジョー・パスの「ジョー・パス・ギター・スタイル」や渡辺貞夫さんの著書「ジャズスタディ」などを独学で解析し身に付けたそうです。

そんな野呂一生さんの作品でお勧めなのは、やはりカシオペア。

中でも初期のころのライブ録音盤である「MINT JAMS」です。

スタジオレコーディングかと思うほどの演奏クオリティと音質。

今聴いても圧倒的な演奏力です。

¥2,280 (2021/06/15 22:05時点 | Amazon調べ)

安藤正容さん

  • 氏名:安藤正容(あんどうまさひろ )
  • 生年月日:1954年9月16日
  • 出身地:愛知県名古屋市

安藤正容さんはカシオペアとともに日本のフュージョンシーンを盛り上げたT-SQUAREのギタリストでありリーダーです。

T-SQUAREは1976年に結成(デビュー当時はSQUARE)され、1978年にアルバム「LUCKY SUMMER LADY」でCBSソニーよりデビューしています。

その人気は国内にとどまらず、全米でのアルバム・リリース(1988,89年)やプレイボーイジャズフェスティバル(1994年)への出演しライヴツアーも敢行しています。
また、アジア圏、特に韓国では人気が高く1994年の初公演以降、4度にわたって公演を行っています。

安藤正弘さんの活動はT-SQUAREだけにとどまらず、ソロ活動はもちろん、ギタリストみくりや裕二とのアコースティックギターデュオ「Anmi2」やツインギターバンド「Andy’s」など多岐にわたります。

また、有名なレーシングゲーム「グランツーリスモ」の音楽も担当しています。

なお、残念ながら2021年2月1日にリリースしたアルバム、ライブツアー終了を以てT-SQUAREからは脱退されてしましました。

そんな安藤正弘さんのギタープレイは「端正」の一言に尽きると思います。
ジャズというよりロックギターよりなプレイスタイルですが、リズム、音程の正確さは素晴らしいものがあります。

こちらの映像でも安藤正弘さんの端正なギタープレイをお聴きいただくことができます。

作曲家としても素晴らしい才能の持ち主である安藤正弘さんですが、その代表曲と言えばF-1のテーマ曲にもなった「truth」でしょう。

その「truth」も収録されているバンドスコア「T-スクェア/ベスト・コレクション [復刻版]」はこちら。

弾き語り

ここでご紹介するアーティストさんたちはギタリストというよりもシンガーソングライターのイメージが強い方々です。
しかし、ギタリストとしての腕前が確かで素晴らしい演奏を弾き語りで披露する方たちなのでぜひご紹介したいと思います。

山崎まさよしさん

  • 氏名:山崎 まさよし
  • 本名:山崎 将義
  • 生年月日:1971年12月23日
  • 出身地:山口県防府市

シンガーソングライターの山崎まさよしさんは歌も作曲も素晴らしいですが、ギタリストとしての腕前も確かです。

特にアルペジオ奏法のヴォイシングが絶妙で、単純にコードを鳴らすだけでなく、ベース音の動きにも工夫を凝らした演奏は素晴らしいです。

特にその素晴らしさが引き立つのは楽曲「One more time,One more chance」の弾きがたりです。
もうイントロからぐっときますね。

そんな山崎まさよしさんの弾き語りのルーツはブルースミュージシャンのライトニン・ホプキンスでスライド奏法を駆使したブルースギターも演奏するそうです。

山崎まさよしさんの奏法は本人監修の「山崎まさよし/全曲集」で詳しく解説されています。

岩沢厚治さん

  • 氏名:岩沢 厚治
  • 生年月日:1976年10月14日
  • 出身地:神奈川県横浜市

「ゆず」のギタリストでありヴォーカリストである岩沢 厚治は確かな腕前を持ったギタリストです。

基本的にフラットピックを使ってのストローク、アルペジオを織り交ぜたプレイは派手さはありませんが、その楽曲を見事に演出する素晴らしいものです。

この動画ではブルースハープとともに一人で弾き語りをしています。

https://youtu.be/yabN139aNUA

下記の「ゆず全曲集」ではギターとともにハーモニカも収録されています。

さだまさしさん

  • 氏名:さだ まさし
  • 本名:佐田 雅志(さだ まさし)
  • 生年月日:1952年〈昭和27年〉4月10日
  • 出身地:長崎県長崎市

シンガーソングライターとして有名なさだまさしさんは、1973年フォークデュオ・グレープとしてデビューし1976年からソロ・シンガーとして活動を開始しています。

「関白宣言」や「北の国から」のテーマ曲などはのヒット曲は皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。

デビューから現在まで通算4450回を越えるコンサート活動のかたわら、小説家としても「解夏」「風に立つライオン」などを発表。

そのなさだまさしさんがギターを弾くようになったのは中学1年生の時にサイモン&ガーファンクルを聴いて感銘を受けたからだそうです。

さだまさしさんの奏法の特徴は大ヒット曲「関白宣言」で聴くことができます。
開放弦を使った印象的なイントロ、トップノートを意識したアルペジオ、ハンマリングを使用したベース音が動くスリーフィンガーなどとても凝った伴奏であることがわかります。

また、ハンマリングを使っての装飾音符も随所に見受けられます。

これを歌いながら平然とやってのけるなんて素晴らしいですね。

そんな、さだまさしさんの弾き語り全曲集はこちら。

いかがでしたでしょうか。あたなの好きなギタリストは入っていましたか?
この記事では紹介できなかったのですが、素晴らしいギタリストはたくさんいらっしゃいます。
今回はデビューから今日至るまで長く活躍されている方々を中心にピックアップしてみました。

ジャンルは違えども世界にも通用する素晴らしいギタリスト達の演奏をぜひ聞いて、そして弾いてみてください。

憧れのギタリストの真似をしたくなったら

これまで紹介したギタリストのように真似してみたい、でも難しいと感じている方はレッスンを習ってみるのも良いでしょう。

私が講師を勤めていたシアーミュージックでは、生徒のレベルに合わせ、オーダーメイドのレッスンを行っています。たとえば、シアーミュージックだとこのようなメリットがあります。

  • 曜日や時間帯、レッスンの回数に縛られずに学びたい
  • 自分のレベルに合ったレッスンを受けたい
  • 一度無料でレッスンを体験してみたい
  • 無料で練習室を使いたい
  • 音楽仲間がほしい
  • 様々な楽器や歌のジャンルに挑戦したい
  • オーディションや大会に出たい
  • できればプロになりたい

生徒さんからもこのような声を頂いております。

30代女性

現役で演奏活動をされている方が講師をされていたので、演奏法だけでなくステージでの振る舞いなども教えてもらえました。

練習ブースが狭いのが気になってしまいましたが、指導は丁寧でよかったです。
(校舎でのアンケートより)

10代女性

独学に限界を感じて入会しました。先生が細かくフォームをチェックしてくださり、ほめてもらえるのでやる気が出ました。

男性の講師でしたが、ゆっくり丁寧に教えてくださるので非常に助かっています。レッスンはボイスレコーダーで録音させてもらえます。
(クラウドワークスでのアンケートより)

初回は無料レッスンもやっていますので、良かったら申し込んでみてください。

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